導入例・実績
クリスパーカードでの診察券の印刷事例
実績データ
■導入商材 診察券
■素材 クリスパーカード
■印刷方法 オフセット印刷 表2色/裏1色
■枚数 1000枚
■納品 およそ2週間(必要によって相談に応じます)
弊社では医療機関の診察券の作成を行うことが多々あります。医療機関様では、患者が増えると診察券の数が必要になりますし、診察券の場合、ポイントカードなどに比べて紛失も多いため、消耗品と捉えている病院もあります。
今回は診察券のクリスパーカードでの印刷事例をご紹介します。
安く、薄く作成できるので診察券にオススメ
診察券に使用する素材はクリスパーカードというものです。通常のプラスチックカードの厚みが0.76㎜から0.48㎜に対し、このカードは0.25mmと薄い仕様になっています。
最近はあまり見かけませんが、テレホンカードなどに使われている材質です。もともと業界では「PET(ポリエチレンテレフタレート)」と呼ばれており、クリスパーカードは、メーカーが独自に開発してつけた名前です。
診察券で財布やカードケースが膨れてしまうことを嫌うお客様も多いので、薄いカードは、かさばらないと喜ばれています。
依頼を受けてからの流れ
まずはイラストレーターのファイル形式でデータを入稿していただきます。イラストレーターはバージョンによって、読み込めないなどの問題が生じるので、合わせてJPEGやPDFデータもいただき、間違いを防ぐようにしています。
診察券の印刷は表2色/裏1色のオフセット印刷が主流ですが、最近はデザインを重視するクリニックも増えており、表4色/裏1色の印刷依頼も受けます。
表面に医療機関名だけを入れ、裏面に情報を印刷することが多いです。クリスパーカードは、ボールペンやサインペンで直接記入ができる筆記特性を持っています。表面にツヤ加工を施してしまうと、ニスで字が書けなくなってしまうため、裏面をオススメしています。また、住所や診療時間も裏面のことが多いです。
印刷するときに注意していること
PETカードは見た目には白に見えますが、厳密にはごく薄いクリーム色の材質です。想定している色と変わる場合も考えられるので、うまく再現できているかを重点的にチェックするようにしています。また、弊社では色にこだわりたいお客様のご要望に応えるために、混ぜ合わせてオリジナルカラーを作成する「特色」というオプションもご用意しております。
クリスパーカードは汎用性も高いため、診察券以外にも美容室や飲食店、イベントの販促などにも使用されています。安く、薄く、耐水性、耐久性に優れているのも特徴です。プラスチックカードよりもコストを抑えたく、紙では満足できないお客様にオススメの材質です。