導入例・実績
資格試験用のプラスチック製の修了証カードを安く作成
実績データ
■社名 非公開
■業種 資格試験運営会社(代理店経由)
■導入商材 修了証カード
■素材 厚プラスチック(0.76mm)
■印刷方法 ベースカード(表2色/裏1色)+全面ダイレクト印字(表4色/裏0色)
■枚数 ベースカード500枚のうち100枚を発行
■用途 資格試験合格者に交付する修了証カード
■納品 約10日後
今回は以前からお付き合いのある広告代理店様経由で、修了証カードの作成をご依頼いただきました。
今回印刷した修了証カードは、数ヶ月周期で継続開講される資格認定講習の合格者(資格取得者)に交付されるもので、今回必要になった100名分の修了証カードをご希望でした。
ただ、定期開講される資格認定講習のため、今後も継続的に修了証カードが必要ということでした。
更に要望として、背景としてたくさんの細い横線を縁まであるデザインにし、顔写真と氏名などのテキスト情報を印字したものをご希望されていました。
要望をまとめると、下記の3点になります。
- 今後も継続的に修了証カードの作成・印刷が必要
- 背景にフチまで横線がたくさん入ったデザイン
- 顔写真と氏名などのテキスト情報を入れたい
継続的に修了証カードの作成が必要なので、長期的にみて安くする工夫
今回の依頼枚数は100枚だったが、フチ無し印刷をする場合は小ロットだと割高になってしまいます。
ただ、継続的に作成することが決まっていたので、ベースカードの大量印刷を最初に行い、次回以降から1枚1枚で違う顔写真やテキストの部分だけの印刷で済ませられるようにして、長期的にみて安くすることができるとお伝えしました。
その理由は、印刷方法はそもそも3種類あります。
オフセット印刷 | 印刷品質は高い 小ロット向きではない。 数が増えれば安くなる。 |
再転写印刷 | 印刷品質は高い。 1枚単価が高い。 数が増えても価格は変わらない。 |
ダイレクト印刷 | 印刷品質は低い。 印刷価格は安い。 |
ダイレクト印刷は低価格で顔写真付きのカードを作成できますが、細かい模様の再現には向かないため、背景の細かい線の印刷には向いていません。
また、同じく顔写真付きのカード作成によく利用される再転写印字は、印刷品質が高いものの、1枚単価がかなり高くなってしまい、1枚1枚にかかる手間は変わらないため、数が増えても単価は高いままになってしまいます。
またオフセット印刷も、印刷品質は高品質ですが小ロットで考えた時の1枚単価は高いですが、大量に印刷を行った場合は安くなっていきます。
継続的に発行するような修了証カードであれば、背景などの固定情報をオフセット印刷であらかじめ大量に作っておき、今回必要な合格者の情報のみダイレクト印字で印刷すると、再転写印字で毎回全て印字するよりも、クオリティが高く、コストも抑えられます。
今回の修了証カード作成にかかった費用
ベースカード印刷(500枚分):64,150円
ダイレクト印字(100枚分):39,500円
写真スキャン代(100枚分):5,000円
基本料金:5,000円
合計料金:113,650円(1枚単価1,136円)
※500枚を5回に分けて100枚づつ印刷した場合の1枚単価は623円程となります。
今回の修了証カードの印刷の流れ
まずは依頼主様から支給された、すべてのカードに共通する背景のデザインをオフセット印刷し、ベースカードを500枚作成しました。ベースカードの印刷には1週間程度かかります。
ただその間に、写真などの可変部分のダイレクト印刷をする印字データを整えることができ、支給された資格認定試験合格者の情報と顔写真とを照合していきます。
また、今回の写真は、データではなく印刷された証明写真だったため、これらを1枚ずつスキャンしてデータ化して、テキスト情報と紐づけていく必要があるので、データでいただいた場合よりも少し時間がかかります。
ベースカードの印刷が完了してから、整備しておいた印字データをダイレクト印字で今回必要な100枚分を印刷していきます。
※オフセット印刷で作成したベースカードにダイレクト印字をする方法のイメージです。
これで、今回の修了証カードの印刷は完了です。
完成した修了証カードを配送(基本料金に送料込み)
完成したカードは代理店様宛に運送会社を利用して配送しましたが、ご依頼いただいた資格運営会社様に直送することも可能です。
ベースカードの在庫は弊社で保管させていただけます。また、追加でのダイレクト印字のご注文は、割引等もさせていただいておりますので、気軽にご利用いただければと思います。
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